高齢化が進む日本。
高齢になっても歯が残る時代。
歯が残るのは良いことですが、今回は「根面う蝕」についてお話しします。
根面う蝕は、加齢や歯周病によって歯肉が退縮し、露出した根面にう蝕ができやすくなります。
根面う蝕が起こる最大の原因は、加齢や歯周病にかかることによって歯肉が下がり、もともとは歯肉に隠れていた歯の根面が露出してくることです。
根面は歯冠とは違い、プラークが残りやすい上に、柔らかい象牙質のため、酸に溶けやすくデリケートでう蝕になるリスクが高いです。
根面う蝕は歯を取り囲むように進行するため、治療がしづらく、発見が遅れて歯を失う可能性もあります。
「歯周病が安定した!」という段階でも油断は禁物で、露出した根面のう蝕予防が大切です。
治療でせっかく残した歯を根面う蝕で失わないようにプロケアとセルフケアで守りましょう。