まだまだ暑さが続く8月30日、夕暮れが早まり、夕時の風もいくらか涼しくなってきました。
オリンピックも終了、日本勢の活躍ぶりが光る大会となりましたが、皆さん金メダルの成分って、本当は純銀だって知ってましたか?
金メダルは6g以下の金を金張りしているようです。とある市長が噛んでしまって物議をかもしましたが、あれはかつて純金でメダルができていた時代に純金はその柔らかさゆえに、
歯型がつくことで純金であることを確かめていたことの名残だそうですよ。
さて、金メダルも純金ではないように、我々歯科医院で使う金歯はいかに??
金歯の正体もやはり純金であることはあまり多くありません。純金は柔軟であるため、耐摩耗性に難点があります。そのため歯科材料としては金合金を使用することが多いためです。
アクセサリーのスタンダードK18は75%ですが、歯科材料は20K、83.6%、14K、58.5%、10K、41.6%と医院や治療する部位によって使い分けられるようです。
もちろん金が高騰しているため、費用面でも考慮されることと思います。
金歯は現在でも、生体親和性の利点や、金の柔軟である性質から治療に用いられることもしばしばある材料です。
パラリンピックもまだまだ中盤、日本選手の活躍を期待するとともに、食欲の秋の前に検査治療をしてみてはいかがでしょうか。